『ラ・ルビュ・ブランシュ』誌のポスター

この絵はロートレックによる多色刷りリトグラフの作品です。彼はムーラン・ルージュのポスターで鮮烈なデビューを果たしました。退廃的なグラフィックアートの世界の主役はダンサーのラ・グリュ。 このリトグラフはパリで発行されていたアヴァンギャルド雑誌『ラ・ルビュ・ブランシュ』のための作品です。この雑誌はポーランドのナタンソン三兄弟の手で発行されていました。編集長はタデ・ナタンソンの妻ミーシャ。彼女はサロンの常連だったプルーストやドビュッシーら多くの芸術家たちのミューズでした。ロートレックは1894年にボナールの後を引き継ぎ、この雑誌の二人目のポスター画家となりました。

ジャンヌ・アヴリルを知っていますか？彼女はロートレックのミューズです。こちらの記事「ロートレックの女神、ジャンヌ・アヴリル」をぜひ読んでみてください。楽しんでくださいね！