セテニアル公園の中にある記念美術館に来ています。キャッスルはこの美術館に依頼されてこの巨大な彫刻を公園の備え付け品として制作しました。この『ユニコーン・ファミリー』という作品は直径22フィート(6.7m)で、テーブルと3脚の椅子、そして13フィート(3.9m)のLEDライトで構成されています。
ウェンデル・キャッスル(1932～2018)は40年以上にわたり個性的な彫刻や家具を創作しました。彼は初期の段階から従来の機能性重視のデザインの限界に挑み続け、アメリカ芸術家具運動の父と言われるまでになりました。彼は職人としての優れた技能と奇抜なデザインで有名ですが、ムク材・合板の独自の成形技術を確立したことでも知られています。
それでは素敵な月曜日をお過ごしください。
なお、このような観光スポットにある彫刻に興味がある方はこちらをご覧下さい。シアトルにあるアレクサンダー・カルダー作『イーグル』についての記事です。