装飾的風景 by Ellen Thesleff - 1910年 - 101 × 101 cm 装飾的風景 by Ellen Thesleff - 1910年 - 101 × 101 cm

装飾的風景

油彩、カンヴァス • 101 × 101 cm
  • Ellen Thesleff - October 5, 1869 - January 12, 1954 Ellen Thesleff 1910年
今日の作品はフィンランド・ナショナル・ギャラリーのご協力で紹介します。そちらでは2022年3月27日まで、ここ数十年の20世紀モダニズムにおける、フィンランド女性画家の役割や立場を取り上げた『モダン・ウーマン(The Modern Woman)』展が開催中。エレン・テスレフがフィンランドのモダニズムにおいて重要人物であったことは疑いの余地がありません。同展覧会の主役の一人でもある彼女の作品を、今日はDailyArtでお楽しみください。  

エレン・テスレフは様々な絵画とグラフィックアートの技術に精通し、国際感覚のある、自信に満ちた革新者でした。彼女の第二の故郷はフィレンツェでしたが、夏の間はフィンランドのルオベシにある、カーサ・ビアンカという別荘アトリエで過ごしました。テスレフは象徴主義の暗く弱々しい色彩から、カラフルな表現主義へと転換した初期のフィンランドの画家の一人で、木版作品でそれを取り入れました。キャリアの後期には、表現はほとんど抽象に達し、色彩の幅はおぼろげになります。色、光、動きに加え、自然やその中での経験の描写が、テスレフ作品の鍵となるテーマでした。
 
女性画家についてもっと学びたい方は、DailyArtの女性画家ノートブックをチェックしてください。
 
P.S. タマラ・ド・レンピッカの名を聞いたことがありますか? 女性解放を象徴する、まさに近代のアイコン的存在でした。シェアすべき彼女の10の事実をどうぞ!