シャユ踊り

2021年も今日で終わりです！

今日この機会には、オッテルローのクレラー・ミュラー美術館のコレクションから、とっても元気の出るパーティの絵を紹介します。ですが、今年最後の瞬間をどのように過ごそうとも、私たちDailyArtチーム一同はみなさんに感謝しています  

スーラの描いたダンサーのようにクレイジーなパーティをするのか、それとも家で穏やかな夜を過ごすのか、どちらがお好みでしょうか。 では、今日の絵にまいりましょう！

この絵の女性と男性は、当時としてはセクシーなダンスであったシャユ、つまりカンカンを熱狂的に踊っています。それは女性たちがスカートを持ち上げて脚を空中で揺り動かすダンスです。エネルギッシュな主題ではありますが、『シャユ踊り』はパリジャンの夜の娯楽のつかの間の場面ではなく、入念に構想された絵画なのです。スーラは光と色の効果に魅了されており、その効果を描写するための体系的な方法を見つけ出そうとしました。彼は細かく載せた無数の絵具の点、線、色彩の組み合わせによる厳密な秩序で、燃えるようなダンスをとらえました。

ダンスホールはあたたかな色彩と燃えるような人工の光でまみれています。ダンサーたちは生身の人間というよりは典型的な形。彼女たちはリズミカルに反復します。ダンスや音楽のわくわくした雰囲気を出すために、この絵のあらゆる輪郭や動きは上向きです。ダンサーの脚、指揮者の手、男性の髭、女性の口角や目尻、コントラバスのネック、それから背景の花さえも。

また明日、2022年にお会いしましょう！

P.S. こんな日には特別なものをお見せします。こちらで最高の花火の絵をご覧ください！ 新年へ向けて。

P.P.S. 2022年の準備はお済みでしょうか。もしまだなら... DailyArtのペーパーカレンダーが、来たる新年をちょっぴり美しく、アートで満ちた一年にするお役に立ちますよ。こちらでチェックしてください！