詩的なつがいの鳥の姿はムガル絵画によく見られる主題。そこには、インドの芸術家の鋭い観察眼が反映されています。17世紀にヨーロッパからムガル帝国宮廷に伝えられた科学的正確さに基づくスケッチに影響を受け、ムガルの画家たちは極めて精緻に鳥の姿を捉えるようになりました。 象をはじめとする動物の個体描写に用いられる正確さで描かれたつがいの鳥。この作品は、ムガル絵画に通底する主題である自然の調和とバランスを象徴しているようです。
素敵ですよね。
P.S. ムガル帝国の皇帝はその権力と軍事力だけでなく、偉大なる芸術の庇護者としても知られています。ムガルの細密画の世界をのぞいてみましょう。
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