性的指向とジェンダーアイデンティティにおける多様性は、あらゆる時代や文化に影響をもたらして来ました。しかし未だに、LGBTQ+コミュニティの文化的遺産はしばしば見過ごされています。アムステルダム国立美術館はそんな状況を変えるべく、そのテーマに向けた特別展示をオンラインで開催しています。ぜひご覧ください!
ペルシアの詩歌では、男性間の精神的な愛と性的な愛のどちらも讃えられていました。それは細密画にも表現されています。19世紀のこの作品に描かれているのは、じゃれあって官能的な抱擁をする二人の若い男性。灰色の服の若者が、青と金色の服の若者を抱きしめています。背景は黒の筆で模様化された灌木と石。濃い色彩の装飾的な境界線と、細い縁取り線が場面を囲んでいます。
P.S. 西洋美術における男性の同性愛の歴史とその象徴的な表現について探ってみましょう。