今日は冬の始まりの日(そして私の誕生日)なので、この美しいウードンのブロンズ像をご紹介するほかありませんね。
老翁や老婆が暖をとる、といったバロックの冬の寓意とは異なり、ウードンは若い少女の姿を選びました。脚を閉じた姿勢は古代の「ヴィーナス・プーディカ」というモチーフまで遡ります。しかし、体の一部が裸なのは冬の寓意の一貫した要素なのです。最終的にウードンはこれらの出発点を正当化するために、非常にエロティックな彫刻を制作し、すぐに大きな人気を博すことになりました。
ウードンは当初、この構図を大理石に彫りたがっていました。最初のテラコッタのスケッチや大理石のバージョンはもともと夏の像と対になっていて、彼女の背後には壺や木の幹があったのです。ウードンは、自由主義者であり放蕩であったオルレアン公のため、1787年にブロンズ像を制作したというじし偉業に、特に誇りを持っていたようです。
クリスマスの用意はいいですか?では、また明日!