今日は第4日曜日、アムステルダム市立美術館のための特別月間最終日です。この美術館の素晴らしいコレクションを最後までお楽しみください。
ロシア人画家カジミール・マレーヴィチはエネルギッシュでダイナミックな絵画表現に魅入られた画家です。この「シュプレマチストの構成(赤の長方形)」は彼の初期の「具象の無い」作品の一つです。白いキャンバスに描かれた赤い長方形は単なる物体ではなく、その数や向きは永遠の時空への旅を表現しています。彼以前の画家はこれほど実像から離れて描くことはなく、色や構図も伝統を踏襲していました。マーレヴィチは抽象画を本当の意味で優れた(シュペリアな)絵画だと考え、彼の新しい絵画を「シュプレマチスム」と名付けました。
シュプレマチスムとカジミール・マレーヴィチについて詳しくはこちらで。