空にはためく我々の旗 by Frederic Edwin Church - 1861年 - 19 × 28.5 cm 空にはためく我々の旗 by Frederic Edwin Church - 1861年 - 19 × 28.5 cm

空にはためく我々の旗

油彩、紙 • 19 × 28.5 cm
  • Frederic Edwin Church - May 4, 1826 - April 7, 1900 Frederic Edwin Church 1861年

真っ赤な朝日が、ドラマティックなアメリカの国旗に姿を変え、暗く、荒涼とした荒野にぼろぼろになってはためています。前景の裸の幹が旗のポールになっており、空の太陽の色が赤と白のストライプを形作っています。雲の間からは、深い蒼穹の空の中の星が見えています。

 

チャーチは、この絵、「空にはためく我々の旗」を、国家の動乱の時期、南北戦争初期の南軍によるサムター要塞の砲撃後に、人々の愛国心を呼び起こすために描きました。この絵は愛国心を持った鑑賞者に強いメッセージを伝えました。ニューヨークの出版社がこの絵の著作権を買い取ってリトグラフとして複製したことにより、さらに人気が出ました。

 

サムター要塞の旗は北軍が持ち帰り、数々の愛国心を呼び起こした集会の中でも重要なニューヨーク市のユニオンスクエアで行われた集会で展示されました。集会には10万人以上の出席者が集まり、当時の米国では最大の集会となりました。この有名な旗は、戦費を贖うための競売にかけるため、北軍側の数々の町で展示されました。次の集会でまた競売にかけられるよう、購入者は、旗を北軍側に寄贈しました。

 

すべての米国の友人に、独立記念日おめでとう!