三本の木 by Rembrandt van Rijn - 1643 - 213 x 279 mm 三本の木 by Rembrandt van Rijn - 1643 - 213 x 279 mm

三本の木

エッチング • 213 x 279 mm
  • Rembrandt van Rijn - July 15, 1606 - October 4, 1669 Rembrandt van Rijn 1643

この『三本の木』はレンブラントの最も大きくまた最も魅力的な風景エッチングです。この風景画には色々なものが描きこまれています。右側の丘の上には絵を描く画家の姿があり、左下には漁師の夫婦がいます。そして前景の低木の茂みには恋に夢中な2人が潜んでいます。中心の左寄りに見える不自然な雲の形から、レンブラントはこの絵を他の絵のためのスケッチの上に描いたと思われます。その絵というのは1639年に描かれた『聖母の死』で、彼はこの構図をそのまま、より大きな作品である『聖母の死』に使っています。

レンブラントはラフスケッチから精緻な作品まで全て含めると300点以上のエッチング作品を遺しています。彼は作品を世界各地に広めるためにエッチングの技術を用いました。今日の作品はレンブラント・ハウスの所蔵です。アムステルダムを訪ねたら「レンブラント・ハウス」に立寄ることをお忘れなく!

追記:レンブラントの『夜警』は芸術史上最も謎に満ちた作品と言われています。この絵についてだれも知らない15の秘密をここから見てみましょう!