石

1760年の今日、もっとも有名な日本の江戸時代に活躍した画家、浮世絵師、版画家の一人である北斎が生まれました。今日は、彼の木版画のなかで、あまり知られていませんが、とても素晴らしい作品をご紹介します！

「石」は、「稚遊拳三番続之内」の中の一枚です。この精妙に刷られた刷物の中の女性は、お盆の上に、山の形をした石で作られた風景の平らな箇所に色を塗っています。女性のそばの床の間には、絵が飾られています。この床の間の絵の主題は、若いころヤギを飼っていた道教の神、黃初平を描いたものです。15歳のとき、洞窟を見つけた彼は、その後40年間その洞窟の中で瞑想をして過ごしました。彼が洞窟から出た時には、飼っていたヤギは石の塊に変わってしまっていました。この作品は単に石を主題にしただけでなく、この版画が1823年、ヤギ年の春に出版されたことも含意しています。

北斎の作品をもっと見たいあなたには、DailyArtDaily.comの「北斎の富岳（三十）六景」をどうぞ。

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