百合の聖母 by Alphonse Mucha - 1905年 - 247 x 182 cm 百合の聖母 by Alphonse Mucha - 1905年 - 247 x 182 cm

百合の聖母

油彩/カンヴァス • 247 x 182 cm
  • Alphonse Mucha - July 24, 1860 - July 14th 1939 Alphonse Mucha 1905年

アルフォンス・ミュシャはチェコ出身の画家、イラストレータ、グラフィック・アーティスト。アールヌーヴォーの時代にパリに住み、様式化された装飾的な演劇ポスター作品で知られています。彼はイラストや広告、装飾パネルやデザインを数多く制作し、当時最も世間に知られていたイメージを創り出しました。

1902年、ミュシャはエルサレムの教会のために、聖母マリアに捧げる装飾の制作を依頼されます。今日紹介する作品は、教会の壁画の一つとなるはずだった『百合の聖母』の最後のバージョン。その理由は定かではありませんが、後にその依頼はキャンセルされ、遺ったのは本作と、その初期のバージョン、そしてステンドグラスのための図案『ハーモニー』だけでした。

ミュシャが妻マルシュカに宛てた手紙によると、彼は「無垢な聖処女」のイメージを着想し、それ故、純潔を象徴する百合の花に囲まれた天上の聖母の姿を描いたようです。 スラヴの民族衣装をまとった若い女性は、回想の象徴であるツタの葉の草輪を手に腰かけています。女性の真剣な表情と強い存在感は、幽玄な聖母の姿と対照を成しています。

P.S. アルフォンス・ミュシャの美しいポスター作品13点をこちらからご覧ください。

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