特別席 by Mary Cassatt - 1878-1880年頃 - 79.8 x 63.8 cm 特別席 by Mary Cassatt - 1878-1880年頃 - 79.8 x 63.8 cm

特別席

油彩/カンヴァス • 79.8 x 63.8 cm
  • Mary Cassatt - May 22, 1844 - June 14, 1926 Mary Cassatt 1878-1880年頃

1870年代末に初めて印象派展に出展した頃、カサットは、当時パリで人気の娯楽だった演劇をテーマにした絵を何点か制作しています。友人のエドガー・ドガとは異なり、彼女は出演者より観客に焦点を当て、観客が生み出すドラマを表現しようとしました。『特別席』では、画家の関心は見るという行為に向けられています。2人の若い女性は舞台を見ているのか、あるいは別の男性か女性に視線を向けているのか?視線をテーマにしたこの連作では、制作にあたってカサットが熱心に観察を行ったことがうかがえます。

カサットは、裕福な家に生まれたアメリカの画家。パリに住んだ印象派のメンバーでした。カサットについてもっと学びたい方は、デイリーアートの印象派オンライン・メガコースをチェックしてみてください。印象派のノートブックもありますよ。女性史月間の方も楽しんでいただいてますか?

P.S. デイリーアート・マガジンの今週のテーマは演劇。ニュースレターの登録もお忘れなく。エドワード・ホッパーが描く演劇と映画の世界はこちらをご覧ください!