ムーラン・ルージュに入るラ・グーリュ by Henri de Toulouse-Lautrec - 1891〜92年 - 79.4 x 59.0 cm ムーラン・ルージュに入るラ・グーリュ by Henri de Toulouse-Lautrec - 1891〜92年 - 79.4 x 59.0 cm

ムーラン・ルージュに入るラ・グーリュ

油彩/厚紙 • 79.4 x 59.0 cm
  • Henri de Toulouse-Lautrec - November 24, 1864 - September 9, 1901 Henri de Toulouse-Lautrec 1891〜92年

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは、キャバレー、ダンサー、娼婦たちを描くのが大好きでした。「ラ・グーリュ(大食い)」という愛称のルイズ・ヴェーベルは、ムーラン・ルージュ――パリの娼婦たちが頻繁に出入りしていた場所――で、右側には妹、左側には恋人を連れている姿を描かれています。トゥールーズ=ロートレックは、旺盛な食欲で知られた花形演者のヴェーベルの絵をたくさん描きました。彼は画業を通して、型にはまらない人物たちを、ざっくばらんであったり共感を持てるような大胆な方法で描きました。奥行きのなさ、大胆なトリミング、太く平らな輪郭線は、日本の木版画やエドガー・ドガの作品のような絵画効果をもたらしていますが、それはトゥールーズ=ロートレックが大いに感服したものです。画家はこの作品を彼のダンスホールの絵の最高作だと考え、完成した年には4回展示しました。

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P.S. こちらはもう一人、ロートレックの描いたキャバレー時代の有名ダンサー、ミシア・ナタンソンです。