1895年のノルウェー旅行は、多くの土地を旅して制作を続けたクロード・モネにとっても、肉体的に最も辛い体験だったようです。クリスチャニア(現・オスロ)に住んでいた継息子のジャック・オシュデを連れて訪れた先々の景観に畏敬の念を覚えたモネも、当初は雪景色にふさわしいモチーフを求めて苛立っていました。2ヶ月間の滞在中に制作した29点の風景画には、クリスチャニアに近い村、サンドヴィケンを描いた作品が少なくとも6点含まれています。そこにあった鉄橋が、ジヴェルニーの自宅の日本風の橋を思い起こさせたのかもしれません。
素敵な月曜日をお過ごしください!
P.S. モネがヴェネツィアにも旅したことはご存知ですか? ヴェネツィア滞在中に描いた作品をこちらでご覧ください。
P.P.S. モネは夫婦で多くの地を旅しました。モネの旅についてもっと知りたい方は、こちらから印象派のオンライン・メガコースをチェックしてみてください。