タルクィニウスとルクレティア by ヤーコポ・コミーン ティントレット - 1578〜80年 - 175 × 151.5 cm タルクィニウスとルクレティア by ヤーコポ・コミーン ティントレット - 1578〜80年 - 175 × 151.5 cm

タルクィニウスとルクレティア

油彩、カンヴァス • 175 × 151.5 cm
  • ヤーコポ・コミーン ティントレット - 1518年 - 1594年5月31日 ヤーコポ・コミーン ティントレット 1578〜80年

ローマ史によると、ローマ王の息子タルクィニウスが貞淑な婦人ルクレティアを陵辱したことに激怒した民衆が君主制を廃止させ、紀元前510年ごろに共和制が打ち立てられました。家族が不名誉だと思われることのないように自ら命を絶ったルクレティアは、その行動から英雄とされました。ティントレットは彼の特徴である、人物や空間に対する歪みや強い光を使いながら、その物語のもっとも暴力的な瞬間の一つを描いています。タルクィニウスにルクレティアが抗う中、枕は空中を舞い、真珠のネックレスは引きちぎれ、彫刻の施された天蓋の柱やシーツが辺りに崩れ落ちています。

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