コジオスコ山、北側の頂上からの北東の眺め by Eugene von Guérard - 1863年 - 66.5 x 116.8 cm コジオスコ山、北側の頂上からの北東の眺め by Eugene von Guérard - 1863年 - 66.5 x 116.8 cm

コジオスコ山、北側の頂上からの北東の眺め

油彩、カンヴァス • 66.5 x 116.8 cm
  • Eugene von Guérard - 17 November 1811 - 17 April 1901 Eugene von Guérard 1863年

金曜日ですので... 息を呑むようなものをお見せします! 

ユージーン・フォン・ゲラールの『コジオスコ山、北側の頂上からの北東の眺め』は、オーストラリアの景色の中でも、畏敬の念を起こさせるような様相を称賛を込めて描いたものです。フォン・ゲラールはオーストラリアの画家で、1862年にコジオスコ山地帯を、地磁気の研究とヴィクトリアでの調査を行っていたドイツ人科学者ゲオルク・ノイマイヤー率いる一行と訪れました。フォン・ゲラールはその後、登山時のスケッチをもとにこの作品をメルボルンのスタジオで制作します。フォン・ゲラールが活動したのは、1852年から1882年のオーストラリアです。デュッセルドルフ美術アカデミーの伝統で描いた緻密な風景画で知られる彼は、オーストラリアの主要な公共ギャラリーで紹介されています。

フォン・ゲラールは、オーストラリアで2番目に高い峰であるタウンセンド山からジャガンガル山を向く眺めを描きました。前景にはたくさんの岩石が堆積し、ふもとではノイマイヤーと助手が山の頂点を見きわめるために気圧を測定しています。フォン・ゲラールがこういった岩を絵に描き込んだのは、場面の劇的な雰囲気を高め、そして山岳風景の中での人間の小ささを強調するためです。遠くの空には、やがて登山の一行が見舞われることになる嵐が接近している様子が描かれています。

P.S. オーストラリア大陸独自の大自然にインスピレーションを得た、芸術的な風景を探索してください。