七面鳥 by Ustad Mansur - 1612年頃 - 12.8 x 12.2 cm 七面鳥 by Ustad Mansur - 1612年頃 - 12.8 x 12.2 cm

七面鳥

不透明水彩と金/紙 • 12.8 x 12.2 cm
  • Ustad Mansur - 1590 - 1624 Ustad Mansur 1612年頃

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今日は七面鳥をテーマにしなければなりません。ちょっと意外なところから、興味深いストーリーをお届けします!

北米の七面鳥の雄を描いたこの作品は、ムガル帝国の皇帝ジャハーンギール(在位1605~1627年)のために制作されました。ムガル帝国は16~19世紀の間、南アジアの大半を支配した近世の帝国。今日の絵は、この異国の鳥が1612年に宮廷に届いたことの証。ジャハーンギールは、高位の貴族で友人のムカラブ・カーンに、西部沿岸のカンベイ港であらゆる珍品を調達してくるように命じました。1612年に異国の鳥や動物を積んだ貨物が届くと一大センセーションを巻き起こします。ジャハーンギールは回想録にペルシア語でこう記しています。「この動物たちは、私にはとても奇妙に見える。私は、ジャハーンギール・ナーマ(彼の回想録「ジャハーンギールの書籍」)に動物たちに関する文章を書き、画家にはその絵を描くように命じた。そうすれば、動物のことを伝え聞いた人々の驚きが増すであろう。その内の1羽は雌の孔雀より大きく、雄の孔雀よりは小さい。発情期になると自らを誇示しようと、孔雀のように羽を広げて踊り回る。くちばしと脚は雄鶏のようで、頭と首、喉の下の部分は様々な色に変化する。発情期に真っ赤になる様は赤いサンゴで飾り立てているようだが、しばらくすると綿のように白くなる。トルコ石のような色になることもある。カメレオンのように絶えず色が変わるのだ。」 

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P.S. ムガルの肖像画にインスパイアされたヨーロッパの画家は誰でしょう?