奥入瀬之秋 by Hasui Kawase - 1933年 - 36.51 × 24.13 cm 奥入瀬之秋 by Hasui Kawase - 1933年 - 36.51 × 24.13 cm

奥入瀬之秋

木版画:墨・インク、紙 • 36.51 × 24.13 cm
  • Hasui Kawase - May 18, 1883 - November 7, 1957 Hasui Kawase 1933年

正直にお伝えすると、川瀬巴水の作品は私たちにとって今年最大の発見の一つです。素晴らしい作品なんです! 20世紀の主要な日本の風景画家とされる川瀬の版画は、静穏な雰囲気と完璧な構図が特徴。巴水は日本中を広く旅し、絵の主題は大体が風景です。版画は自然を描いた小さなサイズの簡単なスケッチや水彩がもとになっています。不幸にも1923年の震災時、彼の全ての木版や200以上のスケッチが失われました。この出来事より前の日付の作品は非常に見つかりにくく、今日とても需要があります。巴水はくじけずに風景版画の制作を続けました。1956年、日本政府の文化財保護委員会は巴水の『増上寺の雪』とその制作記録を、戦後日本の美術における最高の名誉である、無形文化財に認定しました。

北日本にある奥入瀬川は、秋のハイキングで人気のスポット。この版画は、河峡の鮮やかな秋の色彩を捉えています。

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