鏡を持つ女 by Riza‑yi 'Abbasi - 1618年 鏡を持つ女 by Riza‑yi 'Abbasi - 1618年

鏡を持つ女

油彩/カンヴァス •
  • Riza‑yi 'Abbasi - c. 1565 - 1635 Riza‑yi 'Abbasi 1618年

今日は16世紀のペルシアにタイム・トラベル。これは、その独創的な書のスタイルと特徴的な色遣いで、ペルシア絵画に革新を起こしたリダー・アッバースィーの作品です。彼は後期サファヴィー朝における、代表的なイスファハーン派の細密画家。サファヴィー朝だけでなく、イランの歴史上最も偉大な統治者の一人、シャー・アッバース1世に長く仕えました。ペルシア細密画の最後の巨匠と言われるアッバースィは、「ムラッカ」(イスラムの細密画や書の手本を集めた画集)の絵、特に美しい若者を描いた絵画で知られています。ムラッカは個人のコレクター向けに制作されたもの。軽いタッチで描かれた庭や金地を背景に、一人ないし二人の人物をモチーフにした作品が多く、かつて絵の周縁を飾るデッサンに用いられたスタイルで、無地の背景に植物が点在するようなものもありました。アッバースィ、あるいは注文者が好んだ主題は、おしゃれに着飾った美しい若い男性の理想化された姿でしたが、今日は鏡を持つ若い女性を描いた作品を紹介しました。

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P.S. リダー・アッバースィの作品にインスパイアされた、幸せな生活のためのヒントをこちらでご覧ください。