ザクセンの王子を描いた対になる作品を、昨日ご紹介しました――左にスワイプしてご覧ください! : )
著名な美術史家ジョン・オリヴァー・ハンドは、次のように記しています。「これらの絵画は、クラナッハが描いた中で最も愛嬌に溢れた、魅力的な子どもの肖像画に位置付けられる。少年少女を表現するにあたり、描き手は、子ども特有の憂いを帯びた純粋さと、温和な真面目さとを捉えている。黒い背景に半身像で、2人は王者のように着飾っている。(中略) 少女の服装も等しく申し分ない。ドレスは重厚な赤い生地、おそらくビロードか、光沢を抑えたサテンで、黄色い花柄がついており、袖は切り込みの入ったパフスリーブだ。ボディスの上部には幅広の金糸織り、肩の周りには精巧な金のチェーン。優雅さの仕上げには、エナメル製の繊細な白い花 (デイジー?) で縁取られた、金色のネックレスだ。」
これ以上、付け加えることはありません。: ) また明日!
P. S. 子どもの肖像画がお好きなら、ジョシュア・レノルズが描いた4枚の可愛らしい絵画をこちらデチェック!