干し草 by Jules Bastien-Lepage - 1877年 - 180 x 195 cm 干し草 by Jules Bastien-Lepage - 1877年 - 180 x 195 cm

干し草

油彩/カンヴァス • 180 x 195 cm
  • Jules Bastien-Lepage - November 1, 1848 - December 10, 1884 Jules Bastien-Lepage 1877年

これを見た時、週の始まりの月曜日の苦労を表すのに打ってつけの作品だと思いました。

ジュール・バスティアン=ルパージュは、サロンに代表される当時のフランス画壇では人気がなかった、農村の風景を得意とした画家でした。『干し草』は自然主義絵画の傑作。画家は、フランスの田園地方の雄大さを力強く表現すると共に、農民の素朴さと虚脱感を描いています。手前に座っているのは、ぐったりと疲れた様子の若い女性。地平線を高い位置に置き、干し草でカンヴァスを満たした構図は写真のようです。強調された遠近法、淡い色調、主題を取り巻く簡潔な構図は、自然主義様式の中にも現代的なタッチを感じさせます。

素敵な一日をお過ごしください!

P.S. 週の始まりは、何か新しいことを始めるのにピッタリ。アートの様々な様式について学んでみたい方は、デイリーアートのオンライン・コースをチェックしてみてください。(無料の『絵画の見方』コースもありますよ)

P.P.S. 田園生活を描いた画家と言えばジャン=フランソワ・ミレーが有名です。その作品は威厳に持ち、神聖な雰囲気さえ漂っています。ミレーも農家の出ということをご存知ですか?