ステンシル・キルト by Olivia Denham Barnes, Louisa Denham Farnham - 1830–1831年頃 - 210.8 × 182.9 cm ステンシル・キルト by Olivia Denham Barnes, Louisa Denham Farnham - 1830–1831年頃 - 210.8 × 182.9 cm

ステンシル・キルト

綿と絵具 • 210.8 × 182.9 cm

  • Olivia Denham Barnes - 1807 - 1887 Olivia Denham Barnes

    1830–1831年頃

  • Louisa Denham Farnham - 1804 - 1833 Louisa Denham Farnham

    1830–1831年頃

今日は、ニューヨークにあるアメリカ民俗博物館の傑作を紹介する特集月間の最後の日曜日。気に入っていただけましたでしょうか。

ステンシル模様のベッドカバーは比較的珍しく、主にニューイングランド地方とニューヨーク州で作られていたようです。その人気が特に高まったのは1825年から50年にかけて。当時はステンシル装飾が多くの家庭の壁を飾り、学校では若い女性がセオレム絵画の技法(訳注:ステンシルを使って紙や布地に絵を描く技法)を学んでいました。このようなベッドカバーは、この作例のようにキルティングを施す際に、ステンシルや手描きのブロックと、チンツ(訳注:模様をプリントした光沢のある更紗)のブロックとを組み合わせて作るのが最も一般的です。このキルトでは、20枚のステンシル・ブロックがきれいに並び、1815年に英国のバニスター・ホールが開発して人気を博した「キジと樹」の柄のプリント・ブロックと交互になるように配置されています。

この鮮やかな色彩は、おそらく水彩と染色技法、そして化学化合物を用いて作り上げたもの。キルトに添えられていた手書きのメモによると、これは、マサチューセッツ州コンウェイ在住のオリビア・ダンハムが、コネティカット州に住むロムルス・バーンズと結婚することを記念して、妹と一緒に作ったキルト。結婚後間もなく夫婦はイリノイ州に引っ越しましたが、このキルトは結婚祝いの品として代々受け継がれていきました。

P.S. フェイス・リングゴールドもキルト作家の一人。リングゴールドのストーリー・キルトにまつわる物語をチェックしてみてください。