ダナイデス by Auguste Rodin - 1889年 ダナイデス by Auguste Rodin - 1889年

ダナイデス

ブロンズ •
  • Auguste Rodin - 12 November 1840 - 17 November 1917 Auguste Rodin 1889年

二人の偉大な芸術家――フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンとポーランドの芸術家ザビエル・ドニコヴスキの特集月間を続けましょう。クラクフ国立博物館で、合同展覧会が開催中です――詳細は以下のリンクから。 

ロダンは画家人生の初期から、女性の体を主要な芸術的モチーフの一つとしてきました……女性の美しさは、ロダンにとって、艶めかしい美的な体験を無尽蔵に生み出す源でした。「何たる眩さだ、服を脱ぐ女性というものは!まるで雲を貫く太陽のようだ!/体を全体として一目見れば、一撃、動揺。/まるで矢のよう、目はしばし驚き、ちらりと見ては視線をそらす。/どのモデルにも、自然は完全な姿で存在し、どのように見ればよいか知っている目が、それを発見し追ってきたのだ!」 (オーギュスト・ロダン)

ロダンが決して飽きることがなかった傑作、それが女性の体であり、二本の腕と二本の脚は、身振りの無限大にある文法を為す要素でした。ロダンの中には、こうした体を探求したいという恒常的な――熱狂的とも言えますが――衝動がありました。そこに官能的な欲望が含まれていることは明らかでしたが、それと同時に、部分的には肉体的であり部分的には精神的なものであった――そして女性が有しているもののようにも思えた――真実を渇望する思いもあったのです。 

最初にロダンが考えていたコンセプトの中では、《ダナイデス》は《地獄の門》の一要素となる予定でした。しかし、ギリシャ神話に登場する、嘆き悲しむダナオスの娘の姿は、作品の最終版には含まれませんでした。この女性が持つ魅力的な官能性により、この彫刻はロダンの作品の中で最もよく知られるものの一つとなりました。

また明日!

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