暖炉のそばに座るアリス

今日から新たにノースカロライナ美術館の特集月間が始まります。つまりこれから４週の日曜日には、同美術館所蔵の傑作を紹介していきます。  : )  お楽しみに！

リリアン・ウェストコット・ヘイルは、上品な印象派の様式で丁寧に描写した肖像画や家庭風景画で、国際的な評価を得ました。メアリー・カサットや当時のその他の女性画家たちと同じく、ヘイルは女性たち、特に少女たちの保護された世界へ自身の関心の多くを向けました。『（暖炉のそばに座る）アリス』は、内省の瞬間を与えてくれます。柔らかな光と画家の控えめの色使いによってアクセントのつけられた静寂さです。さらに画家は場面へ、古き良き時代の暖かな追憶を浴びせています。植民地時代のインテリアも注目すべきものですが、実は、これはマサチューセッツ州デダムの画家のスタジオです。

彼女の作品には油彩画のほかに木炭画もあり、主題としては静物や風景もありますが、彼女はおそらく肖像画でもっともよく知られているでしょう。彼女の作品は、アメリカの印象主義であるボストン派と関連があります。

女性画家についてもっと学びたい方は、DailyArtの女性画家ノートをチェックしてください。  : )

P.S. 美術史ではずっと、家庭生活は画家たちの基本的なインスピレーションの源です。こちらは家庭生活の絵や、そこからインスピレーションを得た作品たちです。