エルタヒン:ボールゲーム by Unknown Artist - ca. 600 CE エルタヒン:ボールゲーム by Unknown Artist - ca. 600 CE

エルタヒン:ボールゲーム

壁画 •
  • Unknown Artist Unknown Artist ca. 600 CE

エルタヒンは、都市テオティワカンとの関わりと多種多様なボールゲームという理由から、メソアメリカの最古ヒスパニックの東の街の一つとされています。現在の市町村であるパパントラに位置していて、その近くのタキスクトテーマパークでは、トトナカ文化イベントであるクンブレタヒンが毎年開催されています。

ボールゲームという特徴的な要素が、メソアメリカの文化で中心的役割を担っていたのは疑いようがありません。これらのシナリオ的で儀式的な活動が行われる中で、「時間」が主人公的役割を担っています。メキシコシティの人類学国立博物館にはこの「時間」のパネルを記した素晴らしい作品があります。ガルフ湾のグリーンエリアでは、ガルフ文化の別の要素が実寸大で見ることができるので、その地域を歩くのも良いですよ!

北方のボールゲームが描かれた作品では、広く曲がったパネルの連続したリリーフを鑑賞できます。羽毛状の服装に身を包んだ人物は蛇に囲まれて描かれており、蛇は頭を二つ持ち、毛で覆われているのが一般的です。

ここで、二つのパネルで作られたレリーフで、そのボールゲームを見てみましょう。その内の一つで、トトナク神話の雷神であるタヒン伸が海の底で休んでいる姿が伺えます。これは、海の底で彼自身を落ち着かせるだけでなく、以降数世紀に渡ってこれらの土地で起こる自然災害を避けるという意味があります。

ーアナエル・ゴンザレス

P.S. ひょっとすると、マラホアラ文化に興味をもっているのでは?:)