屋根の上で踊るカプリの少女はロジーナ・フェラーラ。国外で暮らしたアメリカ人画家のジョン・シンガー・サージェントのお気に入りのミューズで、彼は彼女を一年以上に渡り12枚も描きました。そのほかの19世紀の画家、チャールズ・スプレイグ・ピアース、フランク・ハイド、 ジョージ・ランドルフ・バースらも彼女のエキゾチックな美しさに心を奪われ、彼女をモデルに作品を制作しました。彼女はバースと結婚し、二人はアメリカ合衆国へ移り住みました。アラブ系もしくはギリシャ系のその魅力的な容姿は、古代ギリシャの古典美術に見られるようなタイプですが、彼女は16世紀の海賊バルバロッサの末裔だと考えられています。
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