祈りを捧げる聖カテリーナ by Plautilla Nelli - 1570年頃 - 147 x 231 cm 祈りを捧げる聖カテリーナ by Plautilla Nelli - 1570年頃 - 147 x 231 cm

祈りを捧げる聖カテリーナ

板、油彩 • 147 x 231 cm
  • Plautilla Nelli - 1524 - 1588 Plautilla Nelli 1570年頃

フィレンツェの画家、プラティナ・ネッリは、彼女の忘れられた作品が死後数百年たってから修復されるに伴い、近年、注目を集めています。彼女の傑作、7メートルもの「最後の晩餐」は、このDaily Art Magazineの記事で特集しています。

 

非営利団体である「女性芸術家の支援」(AWA)は、2009年から忘れられた芸術家プラティナ・ネッリ(1524-1588年)の作品の修復に取り組んでいます。最新の修復は、ネッリの「磔刑」で、16世紀にフィレンツェにあったサンタ・カテリーナ修道院を運営したアルカンジェロ・ヴィオラ女子小修道院長から制作委託を受けた3部作の中心です。ネッリの他の作品、「聖ドミニク」と「聖カテリーナ」が、2009年にロセーラ・ラリによって修復され、「磔刑」も、2016年から修復作業が進められてきました。

 

今日は、そのうちの一つをご紹介します。ほかの二作品も、他の彼女の作品が展示されている、フィレンツェにあるアンドレア・デル・サルトの最後の晩餐美術館で恒久的に展示される予定です。アルカンジェロ・ヴィオラは、彼女の同胞に彼女自身の精神的なイメージをキャンバスに描いてもらうことによって、この絵を注文したということが知られています。

 

今日は、「女性芸術家の支援」とともにお送りする最終日です。これまでの3回の日曜日でご紹介した、当団体による修復作品をどうぞお忘れなく:)