洞窟で身を潜めるヴィーナス by Koloman Moser - c. 1914 - 62.7 x 75.5 cm 洞窟で身を潜めるヴィーナス by Koloman Moser - c. 1914 - 62.7 x 75.5 cm

洞窟で身を潜めるヴィーナス

油絵 • 62.7 x 75.5 cm
  • Koloman Moser - 30 March 1868 - 18 October 1918 Koloman Moser c. 1914

コロマン・モザーはオーストリアの画家で、20世紀のグラフィックアートに多大な影響を与えた人物でした。彼はウィーン芸術反対運動の前進者の一人であり、同時にウェイナーワークスタットと呼ばれる芸術家団体の共同設立者でした。モーザーは幅広く芸術分野に携わりました。本、切手から雑誌、ファッション、スタンドグラス、磁器、セラミックにも及ぶグラフィックアート、吹きガラス、食器や家具に至るまで様々です。

1907年のウェイナーワークスタットの出発を機に、モザーは絵画という、初期の手法に返り咲きました。1903年のウィーン芸術反対運動で会ったジェネーブに住むスイスの芸術家、フェルディナン・オドラーのもとを1913年に訪れ、それを機に、より厳格で二次元的な構図や縮小された人工パレット、および絵画コンテンツのますます象徴的なパトスに対して作品を変化させました。この煌びやかな愛の神は楕円と象徴するような洞窟によって象られています。彼女の様子は古代ローマの棺桶に典型的に刻まれた風や海の擬人化をふつふつと示している。

今回はウィーンのレオポルド美術館にある作品を紹介しました。最近、「1900年のウィーン」という新しく考えられた展示をオープンしました。1900年代のウィーンと現在の活気ある雰囲気の魅力に対する豊富で複雑な洞察が存分になされています。

追記:ワーナーワークスタットのデザイナーの美しい近代のパンフレットをここhereで見てみてください!