ジェーン・フレミング、後のハリントン伯爵夫人

今日は、ハンティントン・ライブラリーの協力でお届けします。この肖像画は素晴らしいですね。目が離せません！

ジョシュア・レノルズは18世紀のヨーロッパを代表する画家の一人です。この肖像画では、当時の最新のファッションに身を包んだモデルに芝居がかったポーズをさせることで、理想化された肖像を創り出しています。レノルズは、ジェーン・フレミングの権威づけのために、古代からよく知られているベルヴェデーレのアポロン像を手本としたポーズを取らせました。古典的な表現様式の影響は、ガウンのリズミカルな衣紋や裾に施されたギリシア雷文の模様にも現れています。当時の人々は、腕を前に伸ばしたジェーンの姿を見て、俳優がまさに語りだそうとする時にとる伝統的なポーズが頭に浮かんだことでしょう。レノルズは、その頃デヴォンシャー公爵夫人が 流行らせたダチョウの羽の髪飾りをモデルにつけさせることで、当時の最新のファッションも描き込みました。

素敵な土曜日を :)

P.S.　ジョシュア・レノルズの４人の可愛い子供たちを見たら、きっと子供の頃を思い出しますよ。