オダリスクは部屋つきの手伝いの女性やトルコ王宮の接客係の女性のことで、特にトルコ皇帝家族の召使いをさします。19世紀、オリエンタリズムと言われる芸術運動の中でオダリスクは幻想的でエロチックなことが特徴の人物像として一般的になりました。そのためオリエンタリズムといえば官能的と思われるようになりましたが、それはポルノとは別のものです。今日取り上げた、フランス人画家ルフェーヴルの作品はその典型です。
これらの作品の中で、彼らはオリエントを型にはまらなないエキゾチックでカラフルかつ官能的なものとして表現しています。これらの作品群は一般的にアラブ世界、ユダヤ人、そしてそのほかのセム系の文化に集中していて、 それらの地域はフランスの北アフリカとの関わりが深まるにつれて芸術家達がよく訪れた場所の一つでした。ウジェーヌ・ドラクロワや、ジャン=レオン・ジェローム 、ドミニク・アングルなどのフランス人画家はイスラム文化を数多く描いています。彼らは倦怠感と美しさ両方を強調しています。
また明日!
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