生前芸術界に変化をもたらし、感銘を与え、そして発展を促した女性画家は美術史に記録されていないことが多く、ある程度の探索が必要となります。 DailyArt アプリと DailyArt マガジンはそんな画家を讃えるべく今月を彼女達に捧げます。お楽しみください!^^
ユディト・レイステルはオランダ黄金時代の画家でした。彼女は肖像画と静物画を中心に取り組みました。彼女の作品は当時高い評価を受けたものの死後は作者と共に忘れ去られてしまいます。1893年まではフランス・ハルス、または夫のヤン・ミーンセ・モレナールによるものだと思われていました。リュートを奏でながら歌う男はディ・ソット・イン・ス、仰視法で描かれています。豪華な赤いズボンと黄金、黒の縞模様は少しぼやけていて、間近から見上げているかのような錯覚を起こします。
それではまた明日!
P.S. ベルリンでは女性の作品だけを扱った展示、『認知を求め』をご覧いただけます。その展示についてはこちらから。