雪中熊図 by Takeuchi Seihō - 1940年 - 39.7 x 50.5 cm 雪中熊図 by Takeuchi Seihō - 1940年 - 39.7 x 50.5 cm

雪中熊図

木版画、紙に墨と絵の具 • 39.7 x 50.5 cm
  • Takeuchi Seihō - December 20, 1864 - August 23, 1942 Takeuchi Seihō 1940年

今日は冬の締めくくりの日です。日本の熊の木版画で冬にお別れしましょう。

竹内栖鳳は、幕末から明治維新が始まる1867年に向かう騒乱の時代に京都で生まれました。”並外れた才能に恵まれ、限りない好奇心に溢れ、恐れを知らず、率直で、抜け目がなく、雄弁。栖鳳は当時の京都で傑出した画家”になるべくしてなったのです。江戸時代中期以降に主流だった写実的なスタイルを特徴とする円山四条派で”最も著名な画家”として、栖鳳は”生涯にわたって高い名声を博しました”。

栖鳳は、若い頃に四条派の画家であり印刷意匠作家でもあった幸野楳嶺(1844~1895)に師事し、様式と技法を学びました。栖鳳の才能は歴然、若くして高い画料と人気を得ます。その後も名声は高まり、1900年には西洋美術の研究のため、公費でヨーロッパを旅行します。彼は、ターナーやコローといったロマン主義の画家に魅了され、その影響は帰国後に生み出した”西洋絵画と日本画の生き生きとした融合”に見て取れます。ヨーロッパ滞在中、栖鳳は西洋の様式や思想に数多く触れました。ドレスデン動物園では初めてライオンを目にし、その姿を襖絵に描いています。栖鳳は象や、今日の作品のような熊も描きましたが、後年には日本の伝統的な題材に回帰し、猫や魚などの小さな生き物を採り上げるようになりました。

今日のデイリーアートは National Museum of Asian Artの協力で紹介しています。

P.S. 冬をどこで過ごしてみたいですか? パリロシア日本

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