柔和 by Eustache Le Sueur - 1650年 - 100.7 × 67 cm 柔和 by Eustache Le Sueur - 1650年 - 100.7 × 67 cm

柔和

油彩/パネル • 100.7 × 67 cm
  • Eustache Le Sueur - 19 November 1617 - 30 April 1655 Eustache Le Sueur 1650年

ウスターシュ・ル・シュウールは、シモン・ヴーエのもとで訓練し、彼と協業したのちの1644~45年に独立し、重要な教会の依頼を受けたり、ホテルや、ランベール邸などの裕福なパリジャンの住宅の装飾をしていました。ギヨーム・ブリソネのパリの住宅の礼拝堂へ、ル・シュウールは8つの「至福の教え」を描き、その中には擬人化された「柔和」がありました。ほかにも、受胎告知の祭壇画や、聖母の生涯のモノクロの場面、聖母被昇天の天井画を描きました。模様のついた金地の「至福の教え」は、この格調高い全体の下層に並んでいました。受胎告知の祭壇画と、「至福の教え」のうち2つが今も残っています。この柔和の擬人化は、主題にふさわしく子羊とともに描かれ、「柔和な人たちは、さいわいである、彼らは地を受けつぐであろう。」という、キリストの山上の垂訓を具体的に表現しています。

美しいですよね。

P.S.この絵がお好きなら、ローマのモザイク画も気に入ると思います、こちらから傑作をどうぞ!