Joshua Reynolds
ジョシュア・レノルズ公はイギリスの画家で、肖像画を専門としていました。ジョン・ラッセルは彼を、18世紀のヨーロッパの主要な画家の一人であると言いました。彼は、不完全なものを理想化して表現する“グランド・スタイル”を絵画において発達させました。
レノルズは何よりもまず、肖像画家でした。ロンドンで肖像画の経験を積んだジョシュア・レノルズは、1749年にイタリア旅行へ乗り出します。2年間のローマでの滞在の間、古代ローマや、ミケランジェロ、ラファエロ、そしてヴェネツィアの偉大な巨匠たちの美術規範を学びました。戻った後、彼はしばしば、それらを出典としたポーズをモデルにとらせ、“古典の雰囲気とポーズを用いた簡潔さ”をもととする、新しい歴史的な、荘厳なスタイルをつくりました。レノルズは、大掛かりな全身の肖像画と並行して、小さな作品も数多くつくりました。当時の裕福で名声のある男女の間で非常に人気となりました。1750年代後期、主な社交行事のある季節の最盛期には、彼は１日に５～６人のモデルを、１人につき１時間で受け入れていたのです。
P.S. ジョシュア・レノルズが描いたこちらの可愛らしい４人の子供を見れば、子供時代が懐かしくなるでしょう。<3
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