舞踏会の晩餐 by Adolph von Menzel - 1878年 - 71 x 90 cm 舞踏会の晩餐 by Adolph von Menzel - 1878年 - 71 x 90 cm

舞踏会の晩餐

油彩/カンヴァス • 71 x 90 cm
  • Adolph von Menzel - December 8, 1815 - February 9, 1905 Adolph von Menzel 1878年

最近、2020年の不満を言い過ぎていたかもしれません。でも、そんな一年でしたよね?

元気の出るようなもので今年を締めくくりたいと思います。舞踏会の絵とか! 私たちのほとんどが、今年はそういったパーティに出席していなかったと思います。でも、そのうち楽しい時間が戻ってくると思えるような、素敵なリマインダーとして、この絵をご覧ください。

アドルフ・メンツェルは、美しさと混沌、しきたりと無秩序を並置することに魅了されていました。そのことは彼をベルリンの宮中舞踏会へ出席させるほどで、それは彼が最高に熱狂したものでした。こういった活気のある行事によって、のちに油彩にするための彼のスケッチの機会は倍増しました。当時メンツェルは、メモパッドと鉛筆を持ってテーブルの頂上に腰掛けていたり、もしくは招待客の後ろでせっせとスケッチをしている姿で見かけられました。その後スタジオで、スケッチから油彩に仕上げたのです。『舞踏会の晩餐』は、そういった場面を描いたもっとも複雑なもの。大勢の人々が、食べたり飲んだり雑談したりと楽しんでいる中、ダンスの小休止が見えます。人々の声が聞こえたり、場の匂いを感じられそうなほどです。空間は、鏡とシャンデリアの無数の光の屈折で、分割され、層にされています。

皆さん、お元気で! 今日もどうぞご自愛ください。素敵な一日を <3 そして明日、2021年にまたお目にかかりましょう!

P.S. 19世紀のパーティはこちら、舟遊びをする人々の昼食へアメリと一緒に参加するならこちら