おいしい牡蠣が食べたいですね!
ヤン・ステーンの絵には、エロティシズム漂う作品があります。今日の作品に描かれた少女は、食卓に牡蠣を出す準備をしながら、こちらに意味ありげな視線を送っています。媚薬効果があると言われている牡蠣。少女には、おいしい食事を出す以外の意図がありそうです。
この小品は、対象物を近接した距離から詳細に描写するという意図をもって制作されたようです。極めて精密に、細部まで描かれていますね。例えば、パンと塩が載った銀の皿。毛皮のついたおしゃれなベルベットのジャケットは、今にも撫でたくなります。
今日の作品は、オランダはハーグにあるマウリッツハイス美術館の協力で紹介しました。