ウェスタの巫女に扮した女性の肖像 by Angelica Kauffman - 1781〜1782年 - 91.5 x 71.5 cm ウェスタの巫女に扮した女性の肖像 by Angelica Kauffman - 1781〜1782年 - 91.5 x 71.5 cm

ウェスタの巫女に扮した女性の肖像

油彩/カンヴァス • 91.5 x 71.5 cm
  • Angelica Kauffman - 30 October 1741 - 5 November 1807 Angelica Kauffman 1781〜1782年

スイスの画家アンゲリカ・カウフマンは、最もよく知られた18世紀の画家の一人で、肖像画と歴史画で有名です。彼女はドレスデンの絵画で、有名な“ウェスタの巫女”、ローマ女神のウェスタに仕えた、崇敬される聖職者を再現しています。彼女たちは聖堂で火を焚いていました。絵のオイルランプはそのことへの言及です。純潔を守っていた彼女たちは、神聖な清らかさを具現化する象徴としてふさわしい服装をしていました。

ウェスタの巫女は、汚れ一つない白い服を着て、部分的にベールをかぶり、控えめに日陰へ目をそらしています。これは高潔さや慎み深さといった、当時の中流階級女性の理想を反映しています。

マリア・アンナ・アンゲリカ・カウフマンは、英語風の読み方ではアンジェリカ・カウフマンとしても知られますが、ロンドンとローマで大変な成功を収めた新古典主義の画家です。まず初めに歴史画家として名を馳せたカウフマンは、卓越した肖像・風景・装飾画家でもありました。彼女は1768年のロンドンのロイヤル・アカデミーの創立メンバーの女性二人のうちの一人で、もう一人はメアリー・モーザーでした。

この美しい絵を見るには、ぜひドイツのドレスデン美術館を訪れてくださいね。

P.S. アンゲリカ・カウフマンはまさしく新古典主義美術の女王でした! 彼女についてさらに読むにはこちら。 <3