8月の夜。北ノルウェーでの習作 by Anna Boberg - 1900年代 - 63 x 45 cm 8月の夜。北ノルウェーでの習作 by Anna Boberg - 1900年代 - 63 x 45 cm

8月の夜。北ノルウェーでの習作

油彩/カンヴァス • 63 x 45 cm
  • Anna Boberg - 3 December 1864 - 27 January 1935 Anna Boberg 1900年代

アンナ・ボーベリは多様な芸術に従事したスウェーデンの芸術家です。まずはじめに陶芸やテキスタイルを、そして絵画のかたわら、舞台美術の制作や執筆も行いました。彼女は芸術一家に生まれましたが、正式な美術教育は受けたことがなく、独学者だと考えられています。彼女の絵の多くが北ノルウェーを描いたものですが、1901年にそこへ旅をしてから、そこは何年もボーベリの中心的な主題となりました。それらの作品はスウェーデンではそれほど受け入れられませんでしたが、パリでは好評でした。ボーベリは相当多くの時間をノルウェーのロフォーテンの近くで過ごし、ついにはそこに小屋を持ち、何度も一人旅に行きました。

ボーベリは北極圏の風景に魅せられました。1901年以来、彼女はノルウェー北岸沖のロフォーテン諸島を毎年訪れましたが、ボール紙へのオイルスケッチの制作をしながらという険しい遠征も度々ありました。この絵はそういったスケッチのうち、北極圏の北の夏の夜を描いたものがもとになっています。静かな水面に映る山々や小屋の上に、日光がいつまでも残っています。アンナ・ボーベリの絵画はヨーロッパやアメリカの展覧会で賞賛を得ました。

今日の絵画は、スウェーデン国立美術館のご協力で紹介しました。  : )  もし、その他の女性画家についても学んでみたい方は、DailyArtの女性画家ノートをこちらでチェックしてください。  : )

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