少し意外なものをご紹介しましょう(月曜日なので、こんなのもいいですよね)——乗馬用の鞍です! 今日紹介する作品は中央ヨーロッパのボヘミア製で、20点ほどある、骨の飾り板で装飾された中世の鞍のひとつ。鞍の装飾はいくらか多様ですが、全体に共通するモチーフもあります。例を挙げると、多くの鞍には、倒したドラゴンを見下ろす聖ゲオルギオスと優雅なカップルの姿が認められます。パレードで使われたこれらはおそらく、実用性が重視されたものではなく儀式用だったようです。
サドル制作には、おそらく牛のような大型動物の骨盤から取った骨の板が使われ、留具と接着剤で中心部分へ付けられています。底面は動物の皮とカバノキの樹皮で裏打ちされています。
画像をタップすれば装飾の細部までご覧いただけます。とても美しいですよ!
P.S. 古代美術の象牙彫刻についてさらに詳しくどうぞ。
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