聖ゲオルギウス市警備隊の士官たちの晩餐 by Frans Hals - 1616年 - 175 x 324 cm 聖ゲオルギウス市警備隊の士官たちの晩餐 by Frans Hals - 1616年 - 175 x 324 cm

聖ゲオルギウス市警備隊の士官たちの晩餐

油彩/カンヴァス • 175 x 324 cm
  • Frans Hals - c. 1582 - 26 August 1666 Frans Hals 1616年

もしあなたがまだ、このありあまる口髭にお気づきでないなら、お伝えすべきでしょう。現在、「モーベンバー」と呼ばれる期間の真っ只中であることを。それはもともと、2003年にメルボルンの30人の“モー・ブロ”たちが、自分たちが知る良い方法——髭を生やすことで、前立腺がんと精巣がんを啓発しようと決めたことが始まりです。そして現在ではオーストラリアからアフリカまで、世界中で記念される現象になりました。ですので、髭の時間です!!!

これはフランス・ハルスのまさに最初の「市民警備隊」。それは中世および近世前期のオランダで、襲撃から街を守ったり、反乱や火事の際に活動していた自発的な街の警備団もしくは市民軍のことです。絵には送別の晩餐に集う聖ゲオルギウス市警備隊の士官たちがいます。彼らが務めたのは1612年から1615年でした。座席の位置で職階級がわかります。左側、テーブルの上座に座るのは将官と司令官で、もっとも職位の高い人物。3人の分隊長は真ん中に座り、端の3人は副隊長です。周りには3人の予備士官と使用人が立っています。予備士官の期間は3年では終わりませんでした。結婚しない限りずっとその地位のままだったのです。

ハルスの絵は大成功を収めました。この市民軍からさらに1627年と1639年にも集団肖像画を依頼されただけでなく、この絵の人物やその身内から追加で肖像画をいくつか依頼されました。

P.S. フランス・ハルスはくつろいだ雰囲気の肖像画で有名です。きっとあなたを笑顔にしてくれますよ。こちらをクリック!

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