パルグナの月（訳注：ヒンドゥー暦12番目の月）の頃、月あかりに照らされたテラスで、ホーリー祭を祝うヒンドゥー教の神クリシュナとその恋人ラーダーの極めて私的な姿を描いたこの絵は、ジャイプル派の手になる作品。装飾品で身を飾り、孔雀の羽根のついたターバンを頭に巻いたクリシュナ。一方のラーダーは、手の込んだ伝統的な衣装をまとっています。ラーダーを抱き寄せるクリシュナは、星空に浮かぶ月のよう。愛に溢れた一瞬をとらえた画家の確かな腕前がうかがえます。
ラーダーとクリシュナ
水彩／紙 • 67 x 46 cm
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Unknown Artist