女性参政権 by Bertha Margaret Boyé - 1913年 女性参政権 by Bertha Margaret Boyé - 1913年

女性参政権

リトグラフ •
  • Bertha Margaret Boyé - 1883 - 1930 Bertha Margaret Boyé 1913年

今日は国際女性デー(3月の女性史月間の一環)。女性のこれまでの文化的、政治的、社会経済的な歩みを称え、祝う日です。女性の権利運動の重要な日でもあり、ジェンダー平等、リプロダクティブ・ライツ(訳注:性と生殖に関する権利)、女性への暴力・暴行といった問題への認識を促す日でもあります。なぜなら、いまだに世界の多くの場所でジェンダー不平等や暴行問題は存在するからです。女性の権利が保証されるよう、変化を目指して闘うことを今いちど思い出してください。では1911年まで遡りましょう。女性には参政権がなかった時代です!

ポストカードやポスターは、20世紀初頭にはごくありふれたものでした。商業写真家が婦人参政権反対論者たちのポストカードを売る一方で、アメリカ婦人参政権協会の出版社は、魅力的なプロパガンダの載ったポストカードを売っており、その中には女性画家によるデザインもよくありました。バーサ・ボイエはこの美しい絵を、1911年のカリフォルニアでの運動のために描きました。おそらく本作は、アメリカの婦人参政権運動の期間につくられた中で最も有名なポスターです。夕陽をバックに、ゴールデンゲートの前でポーズを取るゆったりした装いの婦人参政権論者が主役というこのデザインは、サンフランシスコの大学平等参政連盟の後援で開かれたコンテストで1位を勝ち取りました。この絵はのちに、グリーティングカードやチラシ、記念切手のデザインにも使われました。

カリフォルニア州は1911年10月10日、女性が男性と同じく投票できる6番目の州となりました。アメリカ合衆国憲法修正第19条により、全州の女性に参政権が認められる9年も前のことです。ポスターが力を貸してくれたのですね!

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