果物置きの上の桃と花の静物 by Fede Galizia - 38.6 x 51.8 cm 果物置きの上の桃と花の静物 by Fede Galizia - 38.6 x 51.8 cm

果物置きの上の桃と花の静物

油彩/板 • 38.6 x 51.8 cm
  • Fede Galizia - c. 1578 - c. 1630 Fede Galizia

フェーデ・ガリツィアは、イタリア・ルネサンス期の静物画、肖像画、宗教画の画家。特に果物の静物画で知られるガリツィアは、ヨーロッパ芸術史における最初期の静物画家の一人でした。 細密画家だった父ヌンツィオ・ガリツィアからミラノで絵の手ほどきを受けた彼女は、12歳になる頃には早熟な才能を開花させ、10代で既に肖像画で高い評価を得るとともに宗教画も手掛けていました。ガリツィアは、ネーデルランドの年下の画家、クララ・ペーテルス (1589~1657年頃)と並んで、当時はまだ新しいジャンルだった静物画の勃興に大きな役割を果たした女性画家の一人でした。 

果物置きに盛られた柔らかそうな桃が、奥行きのないテーブルの上に滑らかな影を落としています。桃とジャスミンの花はガリツィアの他の静物画でも見られますが、チューリップを描くことはめったにありませんでした。

P.S. 美味しそうな果物とバッタもいるフェーデ・ガリツィアの静物画に関する傑作ストーリーはこちら

P.P.S. フェーデ・ガリツィアは、デイリーアートの女性画家ポストカード50枚セットの内の1点です。デイリーアート・ストアでチェックしてみてください。