スイカのある静物 by Sarah Miriam Peale - 1822年 - 46.4 x 67 cm スイカのある静物 by Sarah Miriam Peale - 1822年 - 46.4 x 67 cm

スイカのある静物

油彩/板 • 46.4 x 67 cm
  • Sarah Miriam Peale - May 19, 1800 - February 4, 1885 Sarah Miriam Peale 1822年

サラ・ミリアム・ピールをご存知ですか?彼女は、1820年代にボルチモアとフィラデルフィアで活躍した、肖像画と静物画で知られる画家です。今日の作品はピールの代表作の一つ。最高の状態の果物を描いています。テーブルに置かれたメロン、桃、ブドウには傷みひとつなく、つややかに輝く宝石のようです。 

ピール一家は、アメリカ芸術史において特異な位置を占めています。画家であり、自然主義者、博物館のオーナーでもあったチャールズ・ウィルソン・ピールの指導の下で、評価の高い多作の画家を10人も輩出したのです。細密画と静物画の画家だった父ジェームズ・ピールとともに絵の手ほどきを受けたサラ・ミリアム。彼女は、画家であり機械工でもあったラファエル・ピール、植物画家ルーベンス・ピール、肖像画家レンブラント・ピール、そして有名な細密画家アンジェリカ・カウフマン・ピール・ロビンソンなど、画家として名を揚げたいとこ達とアトリエをシェアした時期もありました。ピール一家の女性芸術家の顔ぶれについては、こちらのコラムをチェックしてみてください!

P.S. サラ・ミリアム・ピールは、美術史上あまり語られることがない女性画家の一人。ご存知のように、私たちはそんな女性たちが正当な評価を得られるようにしたいと思っています。女性の手になるアートをフィーチャーした品々を、デイリーアートのオンライン・ストアでチェックしてみてください。ポストカード・セットは特にお薦めですよ!