ジュニャーナダーキニーの曼荼羅 by Unknown Artist - 14世紀末 - 74.9 x 83.8 cm ジュニャーナダーキニーの曼荼羅 by Unknown Artist - 14世紀末 - 74.9 x 83.8 cm

ジュニャーナダーキニーの曼荼羅

ディステンパー/布 • 74.9 x 83.8 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist 14世紀末

今日はいつもと違う作品です。曼荼羅は、仏教において宇宙全体を示した、瞑想用の精緻な法具のこと。宇宙を構成する一つひとつの要素が、それぞれに仏教の教えを表しています。タントラとして知られる上級聖典では、瞑想者は「自己」という堅固で恒久的な通常の自己像を消滅させ、代わりに仏陀の姿の自己を想像します。今日紹介する曼荼羅に描かれているのは、6つの武器を携えた女神ジュニャーナダーキニー(タントラの分類の内、無上瑜伽タントラに属する女神)。この女神を中心に、曼荼羅の4つの方位の色に対応した8体の女神像が取り囲み、更に4体の守護女神が門の内側を固めています。曼荼羅の外周には蓮の花びら、金剛杵、炎、八大墳墓が同心円状に描かれています。四隅の円形模様の中にはダーキニー(空の住人)とラーマ(教師)。このタンカ(綿布に描かれたチベット仏教の宗教画。通常、女神を主題とする)は、ヴァジュラヴァーリもしくはヴァジュラマーラ(金剛杵の花冠)として知られる典礼書に関わる42枚の曼荼羅の一部と思われます。

デイリーアート・ユーザの皆さま。今お使いのアプリは6年前に開発されたものでです。かなり古くて機能面でも問題があり、いずれ利用できなくなりそうです。そこで、新しいバージョンの開発が必要なのですが、それには10万ドルかかります。是非、私たちへの支援についてこちらをご覧ください。

P.S. 文化を超え、多様性に富んだ仏教芸術について知りたい方はこちら