曇りガラスに愛する人の名を書くユトランド半島の若い女性 by Christen Dalsgaard - 1852年 - 44.5 x 31.5 cm 曇りガラスに愛する人の名を書くユトランド半島の若い女性 by Christen Dalsgaard - 1852年 - 44.5 x 31.5 cm

曇りガラスに愛する人の名を書くユトランド半島の若い女性

油彩/カンヴァス • 44.5 x 31.5 cm
  • Christen Dalsgaard - 30 October 1824 - 11 February 1907 Christen Dalsgaard 1852年

クリステン・ダルスゴーはデンマークの画家。「デンマーク絵画の父」と呼ばれたクリストファー・ヴィルヘルム・エッカースベルグ(デイリーアートのアーカイブに作品があります)にその晩年に師事しました。ダルスゴーが得意としたのは、ユトランド半島に根ざした、その土地特有のロマンチックな情景などを主題とした風景画。民族衣装、人々の所作や習慣、建築物や風景の細部に注意を払いました。ストーリーテラーでもあったダルスゴー。1800年代後半には、同時代の画家とともに、より写実的な絵画に道を開きました。今日の作品には、愛する人を想って窓にその名前を書く女性が描かれています。何かの呪文のように、名前を書けば彼が自分の元に戻ってくると思っているのかもしれませんね。胸キュン!

今日の作品は、デンマークのコペンハーゲン国立美術館の協力で紹介しました。

この女性が愛する人を待っているように、私たちはデイリーアートの新しいバージョンを心待ちにしています。新バージョンは来年1月か2月にリリース予定です。大幅な改修で費用もかさんでいます。是非、詳細をこちらでご確認の上で皆さまのご支援をお待ちしております。わずかでも結構です。よろしくお願いします。

P.S. デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイはご存知ですよね?静謐で詩的な室内空間をご覧ください。