タミサーリの庭の眺め by Helene Schjerfbeck - 1919–1920年 - 42.5 x 36.5 cm タミサーリの庭の眺め by Helene Schjerfbeck - 1919–1920年 - 42.5 x 36.5 cm

タミサーリの庭の眺め

油彩/カンヴァス • 42.5 x 36.5 cm
  • Helene Schjerfbeck - July 10, 1862 - January 23, 1946 Helene Schjerfbeck 1919–1920年

今日紹介するのは、ヘレン・シャルフベックがフィンランドの沿岸部の小さな町タミサーリ(エケネス市)にあるソードラ・ストランドガタンの自宅の窓からの眺めを描いた作品。彼女は1919年の6月にこの町に越してきました。

1917年の初めての個展で評判を得て、経済的にも余裕が生まれたシャルフベックは、以降も定期的に展覧会を開きます。しかし、1919年から20年の間は精神的にも肉体的にも苦痛に悩まされました。1919年7月の終わり、友人であり、良き助言者でもあったアイナー・ロイターがスウェーデン人の女性タイラ・アルピと婚約したことを知った彼女は、友情が失われることに怯えて病を患い、9月の終わりに心臓の不調でタマサーリの病院に入院。11月末まで病院で過ごしました。退院後に描いた絵には、彼女が引きずる寂しさが表れています。

P.S. フィンランド芸術の宝、ヘレン・シャルフベックの詩的な自画像をご覧ください。

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