耳飾り

今日はモチェ文明の工芸品を紹介します。それは北ペルーで100年から700年頃、現在のモチェ付近にあった首都で繁栄した文明です。多くの学者が主張するに、モチェは単一の帝国や政府として政治的に作られたというよりも、同じ文化を共有する自治組織の集団であったようです。

今日紹介するこの貴金属のジュエリーの一例は、モチェの上流階級者が身に付けていたものです。鋳造した装飾的な縁取り、丸めて柄にした打ち出し板金、準宝石をはめた複雑な象眼模様。大股で立ち、棍棒をかざす戦闘態勢の戦士がモチーフとなっています。モチェの戦士に典型的な丸い盾は、敵の一撃から胴の中央部を守ります。円錐形の兜は高位の身分の者がまとうもので、モチェの儀礼戦争の最高潮である生贄の儀式の重要人である、戦の司祭が身に付ける頭の覆いを思い起こさせます。

P.S.モチェ文明には依然として多くの謎が残されています。彼らの洗練された芸術をこちらの特集でご覧ください。

P.P.S. ユーザーの皆さん、真新しいDailyArtアプリのリリースはもうすぐ、4月26日の予定です!  新バージョンの大きな変更点は、サブスクリプションモデルとなることです。そのため、4月26日以降にプレミアム版へアップグレードする場合、月額または年額での支払いになります。「プレミアムバージョンにアップグレード」ボタンが表示されている方は、今すぐ購入すれば、買い切りでアップグレードが可能です！（ボタンが非表示の方は、すでにプレミアム版にアップグレード済みです。）