Abraham Ángel
明日でテニスの全米オープン（テニスファンにとって最高の時期の一つですね）が閉幕です。そこで、ちょっと特別なものを用意しました。テニス選手の絵です！
本作を描いたのは、ファースト・ネームのアブラハム・アンヘルで知られるメキシコ人画家、アブラハム・アンヘル・カルド・ヴァルデス。16歳の時、芸術と絵画を学ぶため国立美術アカデミー（アカデミア・デ・サン・カルロスとしても知られる）に通うことを決めますが、家族は大反対でした。その学校で指導教員のマヌエル・ロドリゲス・ロザーノと出会い、二人の男性は深い恋愛関係となりました。その困難な時期に、彼は姓を捨てて恋人の家へ移ることを決断します。ところがある時、ロザーノは別の若い画家フリオ・カステヤノスを後見人に選び、数年後にアブラハム・アンヘルを見捨てました。屈辱と失望を感じた彼は、1924年10月27日にコカインの過剰摂取で亡くなりましたが、事故か自殺かは定かではありません。
30点前後の絵画しか知られていないほど数少ない彼の作品は、美術館や収集家に大いに認知され、非常に高く評価されています。
P.S. アートとスポーツがお好きならこちらもきっと気に入るでしょう！ スポーツをする女性を描いた素晴らしい絵をご覧ください。テニスもあります！
P.P.S. また別のヴァルデス作品が2024年のDailyArt卓上カレンダーに登場します。アートでいっぱいのカレンダーをチェックするにはこちらへ。ただいま25%オフで先行発売中ですので、お見逃しなく！